【音楽ブログ】John Lennon 特集（10月9日生誕記念）

・ジョン・レノンとは？
・ジョン・レノンとオノ・ヨーコ
・ビートルズ時代の好きな曲TOP５
・ソロ時代の好きな曲TOP５
・ジョン・レノンの曲をカバーしたアーティスト

ジョン・レノンとは？

ジョン・レノン…
彼が亡くなってから、40年以上経つのに
今でも世界中で彼の音楽を聴き、
影響を受けたアーティスト達が活躍し、
世界中の大勢の人が彼を偲び、
彼の音楽を心から愛し、
今でも懐かしんでいる。

彼は世界一有名なバンド
そして世界一影響力のあったバンド
「ビートルズ」のメンバーであり、
ポール・マッカートニーと共に
数々の後世に継がれる名曲を
世に送り出した人物である。

世界で最も有名な日本人である
オノ・ヨーコと共に
ベトナム戦争があった
激動の60〜70年代に
世界平和を訴えた活動家でもあり、
名曲 imagine を世に送り出し、
人々に癒しと感動を与えた。

表舞台から姿を消して
生まれたばかりの息子ショーンの
面倒を見ながら、パン作りや家事を
して主夫として過ごし、
日本の軽井沢にもよく訪れていたという。

その一方で…誰もが彼の音楽を求め、
復帰を待ち望んでいた。

1980年
彼が再びヨーコと
レコーディングを始め、
Double Fantasy
が完成した約1ヶ月後…
NYの自宅アパートの前で
ファンを名乗る
マーク・チャップマン
に銃で撃たれ、死亡した。

もちろん、彼が生きている間に
私は生まれていない。

でも、彼の歌を聴くと、
まるで…
本人に語りかけられてるように
リアルに感じることができる。

すごく不思議だけど、
彼の歌声はとても胸に響く。

過去のインタビューや
ドキュメンタリーを見ても、
大スターのビートルズなのに
遠い存在ではなく、
ありのままのジョン・レノン
を見て感じられる。

とても率直な人だったのでは
ないかと思う。

だから、彼のキリスト教に関する発言で
ビートルズのライブができなくなったり、
悲惨なベトナム戦争を他人事として
ほっとくなんてできなくて、
ヨーコと平和活動のために勤しんだり、
いつも自分に正直な人だったように思う。

彼が亡くなった時、
エルトン・ジョンが
ジョン・レノンに捧げたトリビュート曲
Empty Garden は
いつ聞いても、エルトンの彼を想う悲しみや
切なさが伝わってきて、涙が出てしまう。

エルトン・ジョンは、
ジョン・レノンの人生を語る上で、
とても重要な存在であった。

ジョンが一時期、
ヨーコと別居し荒れた生活を
送っていた頃、
エルトンが自身のコンサートで
ジョンと共演し、
ヨーコをそのコンサートに
招待していたことで
復縁のきっかけを作ったのだ。

そしてそれがジョンの最後の公演であった。

ジョンとヨーコの息子、
ショーンの名付け親でもある。

二人の間には、たくさんの絆があったようだ。

エルトン・ジョンが有名になったのは
Your Song の大ヒットによるものだが、
当時、ジョン・レノンがラジオで
Your Song を絶賛していたことに
エルトンがとても感動し感謝していたと
何かの記事で読んだことがある。

自分が無名なアーティストだったときに
世界一有名なアーティストから自分の曲を
絶賛されたら、生涯忘れられないくらい
嬉しい出来事だったと思う。

ジョン・レノンの追悼曲で
一番好きで感動するのが前述した、
エルトン・ジョンのEmpty Garden 。

そのの歌詞のなかで
ジョンを偉大な庭師に喩えているのも
エルトンがいかに彼を尊敬し大切に思って
いたのかが伝わってくる。
（ちなみに作詞をしたのは、
エルトンの相棒のバーニー・トービン）

エルトンは、この曲はコンサートで滅多に
歌わなかったとのこと。

理由はこの曲を歌うと
涙が溢れてしまうからだそう。
本当に泣けてしまう良い曲。

もう一つ忘れてはいけないのが、
偉大なビートルズでの盟友
ポール・マッカートニー。
彼のジョン・レノンの追悼曲
Here Today

この曲をポールのコンサートで聞いた時も
会場の空気が変わり、自然と涙が出た。
ポールとジョンの誰にもわからない
2人の絆がこの曲に込められているようだった。

10月9日は、
彼の83回目の誕生日。

1940年10月9日に
イギリスのリヴァプールで生まれ、
1980年12月8日に
ニューヨークのアパート
ダコタ・ハウスの前で
銃弾に打たれて40歳という若さで
この世を去った。

NYに行った時、
ダコタ・ハウスを見に行って、
セントラル・パークの
ストロベリー・フィールズ
も見に行った。

ここからダコタ・ハウスが
見える特別な場所だと思う。

1985年10月9日に作られた
有名な記念碑で、
命日でもないのに、
綺麗なお花が置いてあった。

彼の最後のアルバム
Double Fantasy
は、ヨーコやショーンへの家族愛
そして幸せに満ち溢れた感情が
伝わってくる。

だから余計に切なく
心に刺さるものがある。

Starting Over
を聞くと何故か泣けてくるのは
生きる喜びを讃歌しているからこそ
彼が亡くなったという事実が
エモーショナルに感情を揺さぶるから。

彼に関する文献は、
ネットでいくらでも大量に
見ることができるから、
あまり多くは語らないけど…

彼の音楽は今でも色褪せないし、
彼の声はどこまでも胸に響く。

彼を敬愛して止まない
もうフリークと言っていいほど
ジョンを大好きな
リアム・ギャラガーも
「ジョンの歌声がたまらなく好きだ」
と言っていたことがある。

その気持ちがすごくわかる。

10月9日は、
そんな彼の歌声を聞いて、
彼が生まれてきたこと、
そして何十年も愛される曲を
この世に残してくれたことを
をお祝いしたい。

「Empty Garden」　Elton John

「Here Today」 Paul MacCartney

ジョン・レノンとオノ・ヨーコ

ジョン・レノンの人生を語る上で、
最も重要な人物は、
オノ・ヨーコだと思う。

同じ日本人だから、
敬意を込めてここでは、
ヨーコさんと呼びたい。

ビートルズファンは、
ヨーコさんのせいで
ビートルズが解散したと
怒っていた人も多かったという。

しかもヨーコさんは日本人で
アジア人に対する軽視や差別も
酷かったと思う。

世界中の誰もが夢中になっていた
ビートルズのジョン・レノンの
恋人であり、その彼が夢中になって
いたのだから、許せないファンも
多かったのだと思う。

過去の映像やインタビューを見てると、
驚くほど、ヨーコさんは強い。
それはジョンも言っているくらい。

芯があり、真のアーティストだから、
ブレることがない。
ジョンがヨーコさんのことを
「世界一有名で無名なアーティスト」
と言っていた。
ジョンの恋人・妻として有名であっても、
アーティストとして過小評価されていた。

でも、ジョンの象徴的な代表曲
imagine
は、ヨーコさんの存在無くしては
うまれなかったと断言できる。
あの美しいMVもヨーコさんの
アーティスト性が反映されていると思う。

誰よりも強く影響を受けたのは
ジョン自身だから。
imagineの詩もヨーコさんの詩集
グレープフルーツの影響を受けたと
ジョンが語っている。

ジョン・レノンの曲には、
ヨーコさんの名前も沢山出てくるし、
恥ずかしげもなく、愛を語っている。

ビートルズのジョン・レノンに
これだけ愛されるなんて、
どんな人なんだろう？！と
最初は、その興味から当時の映像や
本を色々読むようになった。

ジョンとヨーコさんの出会いは
ロンドンのインディカ・ギャラリーで
「未完成の絵画とオブジェ」
というヨーコさんの個展にジョンが訪れた時のこと。

「天井の絵（Ceiling Painting）」
という作品でジョンは足を止めた。

そして、置いてある白い脚立を登り、
虫眼鏡を手に取って、
天井から下がっている
小さなカードを覗き込むと…

カードの真ん中には、
「YES」という言葉が小さい文字で
書いてあったそうです。

このポジティブなメッセージに
ジョンは微笑み、
すっかり心を奪われたとのこと。

出会った時から、
アーティストであるヨーコさんに
惹かれていたのだと思う。

ジョンも音楽だけではなく、
絵を描いたりすることもあり、
真のアーティストだったから、
強い磁石のようにお互い惹かれ合う
ものがあったのだと思う。

ヨーコさんと出会ってから
ジョンの曲にもその影響は如実に
現れているし、ヨーコさんの存在が
なければうまれなかったであろう
作品もたくさんある。

だからこそ、彼の遺作となった
Double Fantasy
はヨーコさんとの共作であり、
ビートルズでは得られなかった
人生の喜びや家族への愛情を
紡いだ作品なのだと思う。

Double Fantasyの
Women
は、彼のヨーコさんへの
揺るぎない愛と感謝の気持ちが
込められた曲で、私も大好きです。

当時のファンには奇妙に
映ったかもしれないけど、
ヨーコさんと出会ってからのジョンは
まるで羽を与えられた鳥のように
楽しそうに飛び回っているよう。

ただ、時代背景など色々な事が重なって
別居したり、色々困難もあったのだと思う。

ツインレイという言葉があるけど、
まさにふたりは運命に導かれるように
出会い、恋に落ちて一緒になったのだと思う。

ジョンが亡くなってから
ヨーコさんがどれだけ彼を愛していたか、
そして何故、ジョンは彼女を選んだのか
すごく良くわかった気がする。

何故なら、ヨーコさんの活動自体が、
それを物語っているから。

もし最初の奥さんだったら、
どんなにお金があってもできなかったと思う。

だから、ジョン・レノンの存在を
もっと大きくし普遍的なものにしたのは、
他ならぬヨーコさんの活動によるもの。

彼が亡くなってから
40年以上も経っているのに…

誕生日や亡くなった日には、
セントラル・パークの
ストロベリー・フィールズには
沢山の花が供えられ、多くの人が集まり
彼の歌を歌うという。

このストロベリー・フィールズも
ヨーコさんが費用を負担して作られたそう。

空港の名前に功績を残した偉人の名前を
つけることがあるが、
リバプール・ジョン・レノン空港
もその一つ。

ジョン・レノンの銅像があったり、
空港のロゴには、imagineの歌詞の一節

“above us only sky”が使われている。
これらもヨーコさんが関与していると思う。

ジョンとヨーコさんの
平和活動で有名なのは、
ハネムーンで
アムステルダムとモントリオール
を訪れ、
記者などを集めて世界平和を訴えた
「ベッド・イン」。

こんな突拍子もない発想を実現してしまう
のもジョンとヨーコさんだったから。

この時収録された
Give Peace A Chance
は、当時の空気感が生々しく
伝わってきて、好きな曲の一つ。

ジョンは、ビートルズでは決して
実現できなかった
アーティストとして
「表現する自由」を
ヨーコさんと一緒に実現する事が
できたんじゃないかなと思う。

Womanの歌詞の中で
“My inner feelings and thankfulness for showing me the meaning of success”
という一節がある。

ビートルズで世界的な大成功を
収めたことではなく、
ヨーコさんが、成功とは何なのか
その意味を教えてくれたと。

そして
“Please remember my life is in your hands”
僕の人生は君の手の中にある
とまで、ジョン・レノンに言わせてしまう。

しかもこれを復帰のアルバムでジョンが
歌っている。

どれだけヨーコさんの存在がすごいのか。
女性なら、これだけ愛されてみたいと
思いますよね。
しかもジョン・レノンに！

ヨーコさんのジョンへの愛も
色褪せることがありません。

アイスランドのビーズエイ島に
「Imagine Peace Tower」
が建設されています。

これはヨーコさんが、
ジョンとの思い出から着想した
公共芸術作品の光の塔です。

24の言語で
「平和な世界を想像してごらん」
と刻まれた台座から、真っすぐな
光の塔が浮かび上がるのです。

毎年、ジョンの誕生日の10月９日から
命日の12月８日までと大みそか、
そして春の１週間に点灯されます。

いつか見に行ってみたいですね。

ジョンを語る上で、
ヨーコさんの存在は欠かせません。

女性として尊敬しロールモデル
としたい人は？と聞かれたら、
ヨーコさんと答えると思います。

あの当時のジョン・レノンであれば、
どんな美人だって手に入れられたと思います。

でも、ヨーコさんには”ただの美女”では
到底叶わない、”知性、教養、魅力”が
備わっていたと思います。

それをアートという形で表現できる人は
滅多にいない。

私が知っていることは、
事実のほんの一部に過ぎない。

でも、これほどまでにジョン・レノンに
愛された女性は、計り知れない魅力が
あるのだと思います。

ヨーコさんも、もう90歳なんですよね。

もし願いが叶うなら、一度お会いして
ヨーコさん自身のこと、
そしてジョンについてお話を聞いてみたい。

そしてもう一度、NYに行って、
ストロベリー・フィールズにお花を捧げたい。

ビートルズ時代の好きな曲 TOP５

1位 In My Life

2位 A Hard Day’s Night

３位 Help！

4位 Strawberry Fields Forever

5位 Revolution

ソロ時代の好きな曲TOP５

1位 Imagine

2位 Watching The Wheels

３位（Just Like)Starting Over

４位 HAPPY XMAS (WAR IS OVER)

5位 Woman

ジョン・レノンの曲をカバーしたアーティスト

Lucy In The Sky With Diamonds by Elton John

Come Together by Michael Jackson

I am the Walrus by Oasis

Working Class Hero by Greenday

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